外来化学療法室
“がん”の三大治療法は、「手術」、「放射線治療」、そして抗がん剤を用いる「化学療法」です。
近年、医学の進歩により、副作用の少ない抗がん剤が数多く開発され、また抗がん剤の副作用を抑える薬剤も飛躍的に進歩したため、外来でも化学療法が安全に行われるようになりました。
この「外来化学療法」は、患者さまが社会生活を送りながら治療を継続できるという点でQOL(quality of life:生活の質)を重視した治療として大きな意義があります。
当院においても平成17年8月に外来化学療法室を開設、当初は8床でスタートしたのですが年々症例数は増加の一途を辿り、待ち時間が長くなったり狭いスペースのためプライバシーの確保が難しいなどの問題が生じてまいりました。そこで平成22年6月、中2階南病棟を改装し、リクライニングチェアー18床+ベッド3床の合計21床からなる新しい外来化学療法室をオープンしました。患者さまに少しでも安全で快適な治療をお受け頂けるように、全てのリクライニングチェアー、ベッドサイドには液晶テレビをご用意するなどアメニティーに気を配りながらも、看護師から全床が見渡せるように安全性にも充分配慮がなされています。
スタッフは専門の資格をもった専任看護師4〜5名と医師が常駐しており、抗がん剤による急性の副反応にも迅速に対応できる環境を整備しています。また、感染予防および安全性を保つため、薬剤部の安全キャビネットで閉鎖システム(PhaSeal®)を使用して、がん専門薬剤師が注射薬剤のミキシング(調剤)を行っています。
化学療法件数は月平均520件、その70%は外科領域の悪性腫瘍(乳がん、大腸がん、胃がんなど)で、次いで整形外科および消化器内科(おもに生物学的製剤)、婦人科、泌尿器科、口腔外科などの領域における悪性腫瘍、免疫学的疾患(慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患など)を対象とし、最新の治療を安全、確実に行うように努めています。
外来化学療法室へのご要望、ご質問などございましたら、いつでお気軽にスタッフにお尋ね下さい。




